[山行記録]厳冬期丹沢主脈縦走ソロ(焼山~蛭々岳~丹沢山~塔ノ岳) 山小屋泊登山
2/7~2/8に蛭々岳山荘に一泊で、丹沢主脈縦走にチャレンジして来ました。
丹沢は表尾根ルートで塔ノ岳を2回、鍋割山へ1回、大山へ1回と慣れ親しんだ山です。
都心からのアクセスが良く交通費も安く済むのもポイントw
朝、4:30に起きて笹塚を出発して1時間程度で橋本駅まで。そこから、バスで焼山登山口に行きます。
橋本駅から、焼山登山口まではバスで1時間弱でしょうか。バス停から1分ほどまっすぐ進むと登山口が。
バスでもう少し先に行くと青根からのルートになる。
焼山からのルートは、案内の看板が要所要所に整備されていてとても分かりやすいので迷うことはまずなかった。
道迷いのスペシャリストとしては有難いw
バスで一緒になったおじさんと、暫く談笑しながら林道を進む。
眼下に見えるのは、宮々瀬湖かな?
丹沢の北側は、かなり雪深い。
この道は東海自然歩道と言う道でもあるらしい。
水場は雪に埋もれて全く見えなかった。雪がとけた時に見に来たいなあ。
3時間くらい登って、黍殻避難小屋に到着。ここでメシにする。
外見はショボイが、中は思ったより立派で広いしテーブルもある。途中まで一緒だったおじさんはここで泊まるらしい。
ここで食べたヤマメシは、 こちら へ。
この時点で天気が悪くて、翌日の展望が望めないので正直ここで帰ろうかなと真剣になやんだが帰るにも帰りのバスの時間が分からない・・
おまけに電波が入らなかったので、調べようもない。バスが1日2本しか走らないのは知っていたのでこのまま山頂を目指す判断をした。
いろいろ、親切にしてくれたおじさんに名残を惜しみつつ別れの挨拶をして先へ。
僕は結構人見知りをせずに話す方なので、こういう一期一会も登山の醍醐味だなあといつも思う。このおじさんとは後に再開を果たすのだがそれはまた後で。
腹ごしらえをして、元気を取り戻し次のチェックポイントの姫次へ。黍殻避難小屋から、40分くらいかな?
ここは眺望が良いと聞いて来たんだけど、ガスでなにも見えず。
そして、ここから天候がドンドン悪化。この先の稜線は突風が吹き荒れて写真を撮る余裕も無かった・・
多すぎた荷物のせいもあるが、眺望が悪いと全くテンションが上がらないタイプなのでここから山頂まではホント苦行だった。
そして、なんとか山頂へ。
なにも見えないので、そそくさと山荘へ入りチェックインを済ます。
しかし、ここからが楽しかった・・!
この日の宿泊者は、4人の団体とソロの人が僕の他に3人。よく考えたらソロで山荘泊まるの初めてだった。
女性のソロの方も居て驚いた。。蛭々岳が好きで毎週の様に来ているのだとか。
このソロの御三方とは、終始山の話で盛り上がり下山まで共にした。極寒の孤独な山行から一転、暖かいストーブの前で盛り上がった山談義は最高に幸せを感じた。
山荘の管理人のおじいちゃんは、とても話し好きで女好き。
たまに来る山ガールと話すのが楽しみでやめられないそうだw一週間交代で違う管理人になるので次来る時もこの管理人さんの時がいいなあ。
混み合う時は、1日100人もの客が訪れるそうなのでこんなに空いている時期に来れたことはとてもラッキーだ。
話こんでいると、あんなにガスガスだった空が晴れて星空をみることが出来た。眼下には美しい夜景もちらり。この時飲んだキリンラガーの味は忘れられないw
翌朝を楽しみにして就寝。
翌日は雨の予報だったが、早朝は素晴らしい景色を眺めることが出来た・・!
これだ。これを見に来たのだ。
ずっと居たかったが天気も心配なので、お汁粉で腹ごしらえをして出発だ。
蛭々岳から丹沢山の稜線はとても美しい。
蛭々岳~丹沢山が1.5時間、丹沢山~塔ノ岳が40分、塔ノ岳~大倉が2時間くらいで下山した。
大倉尾根で大雨になり帰りはビショビショ。
大倉に降りたら、山荘で会った3人が揃って健闘を称えあった。そして、道具を整備しているとなんと避難小屋で別れたおじさんを発見w
こういう一期一会も、ソロ登山の醍醐味だ。
おしまい。
日程
2015/02/07(土)~ 2015/02/08(日)
ルート
焼山~姫次~蛭々岳~丹沢山~塔ノ岳
交通手段
公共交通機関のみ
※土曜日の時刻表なので注意