[山行記録]燕岳 ソロテント泊

もう一月以上前になってしまうが7月11日から一泊二日で北アルプスの女王として名高い燕岳(つばくろだけ)2763mに初のソロテント泊をしに行って来ました!

この時点ではまだ梅雨明けがしておらず、毎週末の雨に悩まされずっと登山にいけない日々が続いていてフラストレーションが溜まる日々。

そんな時、週末の北アルプスに梅雨の晴れ間が・・!しかも、この週は月齢も若く満点の星空が期待出来たのでここは強行突破で行くしかないと決意した。

よく山は逃げないと言うけれど、そんなのは慰めの言葉であって本質ではない。

ずっと憧れていた星空撮影のまたと無いこのチャンス逃す訳には行かなかった。結果として大正解だった・・。

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移動手段は、仕事終わりの金曜日の夜に新宿から高速バスで松本へ。片道3500円!往復を一括で予約すると片道3050円で行けてしまうのでお得です。

ハイウェイバスドットコム

新宿のバスターミナルでバスを待っていると、山友とバッタリ遭遇してビビッたw

友人はソロで鳳凰三山に向かうために甲府までバスで行くとのこと。この人は女性ながらソロでどこの山でも行ってしまうスゴイ人。

23時くらい発のバスに乗って深夜1時過ぎに松本に到着。驚いたのは松本の繁華街ぶり。

もっとこう、無人駅まで行かなくても静かな町かと思っていたのでポン引きの兄ちゃんがこの時間までウロウロしていることに驚いた。松本駅構内で野宿をして穂高駅行きの始発を待つが、エスカレータの案内音がうるさくて眠れない・・。

次回からは、ネットカフェを使うことを肝に銘じた。

ネットカフェ ネムル

↑ここが松本駅から歩いていける唯一のネカフェ。実は下山後に、帰りのバスまで時間があったため立ち寄ったがフラットなスペースがありブランケットも貸し出してくれるので眠るにはうってつけだった。正にネムル。

バスでもろくに眠れなかったので、フラフラのまま穂高駅まで大糸線で移動。この電車から眺める景色も素晴らしかったので期待が高まる。

穂高駅につくと、登山者が沢山いるかと思いきや自分の他に一人しかいない・・。

現時刻は、4時53分。

そう、なんと松本から始発で来ても穂高から中房温泉の始発のバスに間に合わないのだ。次の便は7時40分。

穂高駅から中房温泉バス時刻表

流石にそんなに待てないし、早く登らないとテント場が埋まってしまう。ていうか穂高駅なんもないw燕岳のテント場は人気が高くお昼までに行かないと場所が取れないのだ。

元の計画から、穂高駅で何人かいれば乗り合いタクシーで行こうと思っていたが実はこの日は台風明けの土曜日で登山者が少ない絶好のチャンスだがそれが裏目にでた・・。

先にタクシーと交渉していた方に声を掛けてもらい、割り勘で中房温泉まで移動することに。一人3500円ナリ。バスに乗れれば1700円だが背に腹は変えられない。名古屋から来たと言うこの人とはタクシー内で話が盛り上がり楽しく移動できた。

一泊で燕岳から蝶々岳越えるって言ってたっけなあ・・。無事着いたかな良い人だった。

前置きが長くなったが、やっとスタート。

中房温泉から、燕岳までの合戦尾根は北アルプス三大急登と言われている。だが、実際登ってみるとそこまでって感じです。

初めてのソロテント泊装備だったのと、テント場確保のため若干急いだのでかなりバテましたがw

スイカが売っているので有名な合戦小屋までは、眺望の無い急な林道が続く。所々にベンチがあるので、休憩ポイントには困らないし道に迷うところもない。

 

 

そんなこんなでなんとか11時30分ころに燕岳山頂に到着!

この時点で7割強はテント場が埋まっていたので、休む間もなくまずは受付を済ませる。受付は小屋の入り口ですぐ出来るのでありがたい。

眺望のいい所は既に取られてしまっているので比較的空いているトイレ側の方で場所を確保する。トイレ近いからいいかと思ったけど風向きによってはほんのりウ○コの香りがするのでオススメはしないw

このソロテント家で1回組み立てただけなので設営に難航する。久々の登山なのと、荷物の重量+暑さでもうヘロヘロだったのでテントから燕岳を眺めながら軽くお昼寝。

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テント場から燕岳山頂までは、1kmくらい。山頂に向かう途中に有名なイルカ岩もある(後で知った)

この日は標高2800mとは言えテント内はトンデモナイ暑さだったので、ノドがカラカラ。まずは山荘へ行ってコーラを調達することにする。山荘までは歩いて5分くらい。

テントに戻ってぐびぐびコーラを飲んで寛いでいると、雲が虹色に輝いていた。彩雲だ!

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初めて見たので一人で声を上げて感動した。写真では伝わらない美しさだった。本当にラッキーだ。

一息ついたので山頂に向かうことにした。夜に星を撮るために来たので撮影スポットの下見もしなきゃいけないしね!

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向かう途中から山荘を振り返る。どこを向いても絶景だ。

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そして、槍ヶ岳をバックにイルカ岩。写真では何度も見ていたけれど実物は思ったよりイルカだった。

ホント奇跡の様な岩だ。

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燕岳山頂から北燕岳方面を眺める。こっち方面がまた絶景だ。

いつまでも眺めて居られる。

本当なら下山はこちらからのつもりだったが、山荘のおじさんにまだ雪があって危険な可能性もあるからと止められたので今回はソロだし見送った。

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山頂から少し下るとビーチみたいな岩砂地帯に出る。飛行機雲だ美しい。

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そういえば三脚を使ってセルフ撮影したこと無かったことを思い出して練習。うまいこと槍ヶ岳も入ってくれた。

この場所はかなり広くて撮影場所にかなりいいと思ったけど、夜中に一人でくるにはちと遠い。一旦テントに戻って夕食を摂る。アルファ米にレトルトカレー。ブログタイトルにあるまじき食事w

ザックの容量に全く余裕が無かったのでこんな結果に。まあ、今回は星空撮影がメインだからね!

クタクタだったので、風の音うるさいなーと思いながらもなんとか就寝。今度から絶対耳栓もって行こうと心に決めるくらいテントがバタバタうるさかった・・。

18時くらいに寝て、深夜1時くらいに目が覚める。日中の暑さが信じられないくらい寒い。ダウンを持ってこなかった事を後悔するくらいには寒い。

小腹が空いていたので、震えながら棒ラーメンを作る。旨い。そしてテントから顔をだして空を見上げると満天の星空・・!

キター!でも、寒い、ネムイのコンボでテントから出たくない病発症。

なんのためにオマエは来たんだと己を奮い立たせカメラの準備をする。まずは、ちゃんと撮れるのかテントの中からカメラだけだしてテストを繰り返す。その間なんと2時間。

何度やっても、ブレてしまいうまく行かなかったがF値やISOやシャタースピードの調整を繰り返しなんとか見れるくらいのものは撮れたのでテントを出る決意をする。

暗闇の中一人イルカ岩を目指す。めっちゃ怖い。

ずんずん山頂方面を歩を進めるもイルカ岩が現れない。アレ?この辺じゃなかった?もっと先だっけ?を繰り返していたらなんと山頂に着いてしまうw

そう暗くて見落としてしまっていたようだ。ヘッドランプで慎重に探しながら歩いていたんだがな・・。またこの日の月は禍々しい三日月で恐怖心が増す。急いで戻ってなんとかイルカ岩を発見。本気で焦った。

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この記事の冒頭に置いた写真もこの時撮ったもの。実際は真っ暗闇だ。ISO上げるとこんなにも明るく写るんだなと感心した。

初めての星景撮影にしてはなかなか上手く撮れたなと満足した。色んな人にも褒めて頂いた。

こうなると欲が出てくるものでもっと良いレンズ、もっと良いカメラが欲しいとなってしまう。これが沼ってヤツかと身をもって実感する。

天の川や、流れ星を撮るのが今後の目標だ。

翌朝、朝日を拝んで帰り支度。

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こんなデカイ三脚担いで登ってる人尊敬する。

下山は7時頃からピストンで3時間ほど。予定よりも早く下山したので登山口の温泉でまったりして穂高駅までのバスを待つ。

市街地についてから驚いたのがトンデモナイ暑さ。

今年の夏は猛暑だったが、思い返せばこの下山した日から暑さのレベルがグンっと上がったのを実感した。書いていて穂高駅での尋常じゃない暑さに辟易したのを思い出した。今となっては良い思い出。

穂高駅は登った時と打って変わって、登山客で溢れかえっていた。松本まで立ちで帰るのが地味にツライ。皆さん経験あると思うけど下山後は異常に腹が減る。

さっき温泉でカレー食べたのにまたオナカスイタ。長野といえば蕎麦。

松本駅すぐ横にあるちょっとお高い蕎麦屋で贅沢をする。

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これがまた旨い。1700円だったかな。

予約したバスに乗って東京へ帰る。バスからの眺めがまた良かった。

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今度は雪山の季節に山荘に泊まりに行きたいな。また来るよ燕岳。

交通手段

公共交通機関のみ

行き
新宿駅~松本駅 高速バス 3050円(往復割引適用)
ハイウェイバスドットコム

松本駅~穂高駅 320円

穂高駅~中房温泉 タクシー2人 7000円÷2 = 3500円 ここは乗り合い人数と運転手さんとの交渉次第

帰り

中房温泉~穂高駅 定期バス 1700円

中房温泉行き定期バス時刻表

穂高駅~松本駅 320円

松本駅~新宿駅 高速バス 3050円(往復割引適用)
ハイウェイバスドットコム

 

往復総額 11940円

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